【図解】バイデン勝利の時に投資家が気にしておいた方がよいこと
今日は大統領選。大事な日なので図解でさらっと行きます。
バイデン優勢という理由らしいですが株もだいぶ戻しました。大規模財政投資による期待感みたいな雰囲気ですね。個人的にはそれにより金利が上昇をしていることが少しだけ気になっています。ただ結果はわかりませんけどね。
基本はFRBが大規模緩和をやっているので打ち消してくれるとは思いますが、常にネガティブな材料にはアンテナを張っておく必要はあるかと。
そこで今日はバイデンが勝利した時に気にしておくべきことを図解しましたのでご参考にしてください。(今日は忙しくなりそうなので雑ですみません。)
前々回の記事で企業価値についてご説明しましたね。ざっくり言えば企業が生み出すお金を投資家が期待するリターンで割ったものです。それをそれぞれ分解していくと上図のような流れになりますね。(フリーキャッシュフローとWACCの詳細説明はまた別途やります。)
ここでバイデン氏が取ると言われている政策がどこにマイナスに影響するのか。
主なところでは、
①法人税増税によって国が取るお金が増えるため投資家が受取るお金が減少すること。
②大規模な財政投資によって財政状態が悪化して負債コスト(金利)が上昇する可能性があること。
③キャピタルゲイン課税増税によって、株主の受取りが減ることになるため、その分株式投資家が求めるリターンが高まる可能性があること。
の3つかと思います。
つまり上図の分子が減って、分母が上昇する=企業価値が低下につながるいうことです。
ただコロナ禍で雇用の問題や、企業の苦境等もあっていきなり増税はないだろうとというコンセンサスがマーケットでは主流ですし、FRBも大規模緩和をしているので金利もすぐには上昇しない可能性が高いとは思います。
しかしいざ当選したらバイデンが発する言葉にマーケットは反応しやすくなるので、これらのことは常に頭にいれつつマーケットと対話することが大事です。
ただ以前の記事にも書きましたが、どちらに決まっても私はマーケットは上だと思っています。
9時に間に合いました。今日はこの辺で失礼します。
投資は自己責任で!