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あなたの「働くことへの価値観」はどのタイプ?

連休明けですね。皆様どのような心持ちで出勤されていらっしゃいますか。

 

私は今の時代に合わないかもしれませんが、その昔は「仕事に行くのが楽しみで仕方がないサラリーマン」でした。時間のある休みの間に思考を巡らせて「こんなことをしたい。あんなことをしたい。」と考える。休み明けにはそれを実現するために動きだす。そんなルーティーンで動いていたのを思いだします。

こんな人間は一昔前であれば、社畜のような言われ方をされていたかも知れませんが、会社のためというよりは「自分の成長のため」に動いていた方が強いのです。現に今は組織に属しておりませんけれども。

そんな仕事が生き甲斐の人間でしたが、歳を重ねるにつれて仕事に対する意識が少しずつ変わってきているかもしれません。

 

働き方改革やテレワークは皆様の働き方にどのようなマインド変化を与えているのでしょうか。個人的にはプラスもあればマイナス面もあるような印象を持っています。

 

さて今日はエドガー・H.シャイン氏の「キャリア・アンカー」という概念についてご紹介します。それは働くことに対する価値観の種類について。

 

キャリア・アンカーとは職業、職種、勤務先などを選択する際に判断基準となるもので、アンカーとは日本語で「碇」を意味していて、船(=自分)を固定させるもの。つまり仕事をする上で「譲りたくないもの」、「価値観」や「自分は何に対して燃えるのか」などを表します。

 

次の8つのタイプがあります。皆様はどのタイプでしょうか? 

 

どれか一つだけに縛られるものでもありませんし、キャリアを積んでいくうちに、自分の価値観の変化に気付いたりもします。

 

しかし自分のアンカーを理解していないと外部要因(報酬・肩書き)の誘惑だけを受けてしまい、後々になって「やはりこれは自分のやりたいことではなかった」と転職につながってしまうことがあります。転職は悪いことではありませんけれども。

 

反対に自分のキャリア・アンカーの理解が深いと、心から満足できる働き方が見つかるはずです。収入や待遇が仕事をする上で重視されるかもしれませんが、必ずしもすべての人がそれで満足するとは限りません。「家族との時間やプライベートをしっかりと確保すること」を好む人も少なくないはずです。これらを見誤ってしまうと、ストレスを感じながら働くことになってしまうこともありますよね。

 

これは自分だけでなく部下や同僚がどのような思考を持っているのかを知ることもとても大事です。働き方に関する価値観は人それぞれ自由であるべき、上司が部下に対して自分のキャリア・アンカーを押し付けることはもっての外ですからね。

 

またこれらの価値観はキャリアを歩みながら醸成されていく部分も大いにありますが、例えば就活されている学生の方も「この会社に入りたい」と決める前に「こういう働き方がしたい」という認識を持つことは大事だと思いますのでご参考になれば幸いです。

 

では今日も良い一日を!

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