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証券マンにおすすめするリアルな映画5選

今日は証券マンへ映画をご紹介します。

このブログの対象としている証券マンのリテール営業の方ってなんとなくトレーダーや投資銀行、M&Aの世界って手触り感がなくてわかりにくいと思うのですよね。後のキャリアを考える上で証券界のさまざまな部門のイメージを湧かせることは、とても大事だと思います。

 

私もこれまでたくさん金融関係の映画やドラマを見てきましたが、面白さを重視するために、現実とはかけ離れている作品は山ほどあります。たとえば半沢直樹とかですね。面白いからあれはあれでいいのですけれど。

 

ですから今日は証券マンにおすすめするリアルな映画5選をご紹介します。

あまりネタバレしないようにコメント控えめです。

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1.幸せのちから

2.マネー・ショート 華麗なる大逆転

3.リーマン・ブラザーズ 最後の4日間

4.マネー・トレーダー 銀行崩壊

5.ハゲタカ 

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1.幸せのちから

投資銀行やディーラー業務を知るためと言っておいて、いきなりリテール営業の話ですみません。事業の失敗によりホームレスになるまで落ちぶれたものの、証券会社の門を叩いて奮闘する実在の男性、クリス・ガードナー氏の半生を描いた実話。泣けます。

これを見ると明日からの仕事が頑張れる、前向きになれる作品です。

 

2.マネー・ショート 華麗なる大逆転

 徹底的に調べ上げてリーマンショックを予見し、住宅バブルの崩壊にかけたファンドマネージャーの実話。そんなことが予見できたのはほんの一握りの人達です。格付会社の問題点など金融マンにとって見どころ満載ですからね。

個人投資家の方も、自分が自信を持って調べ上げた銘柄が読み通りにならないことってありますよね。そんな心理を共感しながら見ていただきたい作品。

 

3.リーマン・ブラザーズ 最後の4日間

リーマンショックはどんな理由で起きたのかは、2.マネー・ショート 華麗なる大逆転でわかるようになると思います。ではその国の状況はどうだったのか。
「Too big to fail (大きすぎて潰せない)」という言葉はご存じですかね。その時政府と金融機関の経営陣はどのようなやりとりをしたのか、リーマンショックの裏側がわかる作品です。

証券マンの皆さんは、リーマンショックを説明してと言われてどこまで説明できますか。こういうところまで頭に入っていると「おっ、詳しいな」と思われますよ。

 

4.マネー・トレーダー 銀行崩壊

続いてはトレーディング部門の話です。

タイトルの通りですが、あるトレーダーの不正で銀行が潰れてしまうというこれも実話です。トレーダーの不正は結構あるんですよ。損を出すと取り返そうとなるその心理は個人投資家の方にもあるのではないでしょうか。その気持ちで見ていただくと明日からのトレードも違った気持ちで出来るかもしれません。

投資はメンタルスポーツ、格闘技ですよ。

 

5.ハゲタカ (2007年NHKドラマ・映画)

最後は日本の最高傑作。ハゲタカシリーズ。

時代的には一昔前な感じになっていますがM&Aの世界が一番丁寧に描かれている作品だと思います。ところどころ面白さを追求している部分はあるものの、完成度は一番です。私もお会いしたことありますがゴールドマンサックスでM&Aの実務をやっていた森生 明氏が監修していますからね。映画版だと慌ただしいのでドラマ版をじっくり見る方がいいですね。必ず2007年NHKの方を見てくださいね。2018年のテレビ朝日系は全然だめですから。

以上です。

他にもいい金融映画はたくさんありますけれど、より「リアルに近い」という視点で集めてみました。

 

今週のお題は「最近見た映画」でしたね。最近見た映画はもちろんアレです。